丹波で生きる。自分たちにしかできない生き方。

キャリー焼菓子店
藤本 雄大・理恵さん    ふじもと ゆうき・りえさん

丹波へは、雄大さんはIターン、理恵さんはUターン。様々な地域活動を行ないながら、キャリー焼菓子店をご夫婦と理恵さんの妹さんの3人で経営している。
※最新情報はキャリー焼菓子店Facebook、Instagramにて

雄大さんはIターンなんですよね。

(雄)私は今28歳なんですけど、約4年前ですかね。丹波へ移住してきました。移住を決意するまでは神戸でサラリーマンをしていました。でも、やっぱり自分に合った、自分にしかできない生き方をしたいと考え、退職し、移住を決意しました。なぜ丹波かというと、私よりも先に丹波へ移住し、自然食農家レストラン「三心五観」を経営している兄から誘われたんです。昔から紅茶を作りたいという思いがあって、兄から「丹波茶を製造しているところもあるから、勉強しに来るといい。」と。最初の約1年間は愛犬(チャイと呼んでいます)と一緒に“二人暮らし”をしていたんですが、大学時代の後輩と連絡を取り合う中で、「何か面白いことを」という話になり、1人2人と移住してきて、共同生活を始めたんです。仲間も増えて、バルの企画や、ハピネスマーケットへの出店などを行なってきました。

なぜ、バルを?

(雄)共同生活していた後輩と自分たちでビアガーデンを作ろうという話になったん です。そのとき、ちょうどタイミング良く、近所の方から車庫を貸してあげるから面白いことをしてよとお話をいただいて。自己紹介も兼ねて、住んでいる大路 (おおじ)で地域の人がふらっと寄ってもらえ、楽しく酔ってもらえる場所を作りたいと月末だけオープンする「大路月末バル」をスタートしました。コンセプ トは「等身大の、最大限のおもてなしをしよう」です。「なんかおもろいことやってるなぁ」と口コミで、地域の人の来店が増える中、Iターン者や地域の人が バルに協力してくれるようになって、地域の人、Iターン者、Uターン者の「月に一度の交流場」としての役割を担うことになったのではないかと思います。

理恵さんは丹波市出身なんですよね。

(理)出身は丹波市なんですが、高校卒業後、神戸の調理専門学校へ進学しました。このときから、自分のカフェを持ちたいなというのは、夢としてあったんですが、卒業後は神戸でブライダルカフェや雑貨屋、エステなどで働いていました。でも、ふと、もう一度ふるさとで家族と生活をしたいと思い、丹波に帰ってきたんです。

お二人の出会いは?

(理)彼と出会ったとき、私は働きながら趣味のお菓子作りやキャンドル作りをしていたんですけど、友人から「ハピネスマーケットに出店してみれば」と声をかけられて、一度見に行ってみたんです。そしたら、みなさんテントを張って出店していて、「テント持ってないなぁ」と思い、あるお店に相談をしたんです。その相談したお店が、彼が出店しているところでした。好きなことを一生懸命やって生きている彼を見て、自分もそういう生き方ができたらと思って、一緒にいろんな活動をするようになりました。

森の中での結婚パーティーについて聞かせてください。

(雄)「自分たちにしかできない結婚パーティーを開こう」という話は元々二人でしていて、「私たちが出会った丹波で、そして、今住んでいる大路の森の中で、結婚パーティーをしよう」と決めました。たくさんの仲間が応援に駆けつけてくれ、司会から、森の飾り付け、後片付けに至るまですべてどこの専門業者にも頼まず、完結できたんです。このときは本当に自分たちは周りの人に恵まれている、この人たちのおかげで素晴らしい結婚パーティーにすることができたと思いました。

店は手作りなんですか?

(雄)ハーフビルドです。もちろんいろんな方に手伝っていただきましたが、改装自体も屋根や壁など構造的なところは大工さんにお任せして、そのほか壁塗りなど自分たちでできるところは、自分たちでやりました。テーブルなども廃材を利用して手作りしましたし、この薪ストーブも助言を頂きながら自分たちで取り付けたんですよ。

ただ、本当はここを私たちの新居として暮らすつもりだったんです。知り合いの建築士さんに設計をお願いして、いろいろと相談していた中で、「菓子製造許可とってみる?」とか「カフェの営業許可もとるか!」といった話が出てきたんです。

(理)じつは、その建築士さんが、勝手にカフェの販売スペースを設計してくれてたんです。それがこの焼菓子店をはじめたきっかけといえばきっかけです。(笑)

 

 

最後に、今後挑戦したいことはありますか?

(理)この店では、シロップは旬によって作り替え、メニューは常時10種類以上ご用意しています。2週間ごとに新しいものを提供するようにもしています。店で使用している器や1階で販売している雑貨についても、日本全国旅しながら作っている職人さんの話を聞きながら買い付けを行なっています。今後も自分たちが良いと思うものを提供していけたらと思います。

(雄)おかげさまで多くのお客様にお越しいただいています。私たちはそんなお客様のためにも、どんどん新たなことに挑戦して、飽きがこないお店にしていきたいと考えています。現在、新たな取り組みとして、シネマナイトやマルシェの開催を計画中です。

さらには、丹波地域へ足を運んでくれた方が、私たちの暮らしや働き方を見て、「丹波っていいところだな。」「こんな暮らし方もあるのか。」と少しでも丹波地域の良さを感じていただけたらいいなと思います。また、私と同じように丹波への移住を考えている方の相談などにも積極的に乗っていきたいと考えています。

(取材:平成27年12月)

※掲載している記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。

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